持家か賃貸か
人生設計プランをたてる上で「持家にするか賃貸」にするかは非常に重要な部分になります
結婚するしないに限らず、子どもがいるいないに関わらず、誰でもどこかの住居に居住して暮らしています
住居に暮らすということは持家・賃貸いずれにしてもお金が掛かります
ネット上でも持家派と賃貸派との議論で溢れています
持家メリット➀
持家を持たれる方の考え方や持家を持つメリットとして一番挙げられる事が
家賃を支払い続けるのが勿体ないという根本的な事です
住宅ローンはいずれ終わりを迎えます
家賃は終わりのないローンという捉え方もあります
この差が持家の決定的な利点と考えます
持家メリット②
住宅ローンは基本的に団体信用生命保険が付きます
主債務者に万が一の事があった場合、ローンの残債は保険で支払う事となるためなくなります
しかし基本的には健康な人しか組めません
※フラット35など一部の住宅ローンは団体信用生命保険に加入しなくても取組できるローンもあります
住宅ローンを取組、持家を手にしておけば、万が一の時の差が圧倒的に違います
賃貸の場合は、万が一の際も来月も再来月もこの先ずっと家賃が発生します
上記に述べましたように健康な人しか組めないため、若くて健康な20代、30代、40代前半位の方が購入する層となる事が多いです
また住宅ローンの多くが75才完済、最長35年ローンであるため
やはり75才-40才まで=35年取組可能という事にもなります
持家メリット③
住宅ローン減税にて国税、住民税の還付が受けられます
毎年年末調整にて生命保険料控除等の控除により税還付を得ている方も多くおられます
住宅ローン減税で得られる還付は「年末の住宅ローン残高の0.7%」を最長13年間も受けられます
例)年末残高3000万×0.7%=21万
このような大きな還付を最長13年も受けられる事は賃貸に住んでいてはありません
持家メリット④
将来的に資産となります。戸建の場合、築後30年も経過すれば建物の資産価値はほぼありませんが
「土地」が資産として残ります
分譲マンションも同様です
ローンを支払い続け、生活し、将来、子どもに残せる財産を形成していく事に繋がっています
賃貸ではこのような事にはなりません
この先もずっと賃貸をお考えの方もおられると思います
いろんな所に住みたい、ローンに縛られたくない
様々な意見があることは当然であります
この先もずっと賃貸をお考えの場合、仮に現在と同規模の部屋を借り続けたら、生涯でいくらになるか試算してみてください
多くの方が、1軒買えてしまうくらいの価格になるかと思われます
持家は毎年 固定資産税が掛かるから賃貸の方がいい
持家は火災保険、地震保険が掛かるから…
持家は自宅のメンテナンス費用が掛かるから…
という意見を言われる方もおられます
基本的に固定資産税も保険もメンテ費用も、家賃の中に含まれています
ご自身が直接 費用を負担していないため錯覚してしまう場合があります
この日本の社会において賃貸住宅は必要不可欠です
様々なシュチュエーション、ニーズ、ライフスタイル等々に応じてなくてはならないものである事も事実です
ここでお伝えしていますことは生涯住み続ける点においての持家の利点となります
現実問題としては、持家購入後 「離婚」により賃貸のままにしておけばよかったと後悔するケースや
「夫婦共有で購入したから離婚後に揉めた」などの民事上の紛争に繋がってしまうケースはありますが、大きな財産となるため そういった要因が付随するものでもあります
それらを踏まえて持家か賃貸かどちらがいいのかご判断下さい