売地について
土地として販売されている物件には様々あります。現況がどのような状態であるかによって坪単価も大きく変わります。
(1)一番良い状態の売地は更地になっていて、測量も終えていて、境界杭も入っている状態です。綺麗に整地(周辺ブロックまであれば完璧)されていますので、周辺坪単価より若干高く出ているケースもあります。ここまで手を加えて販売している売地の売主は宅建業者(不動産屋さん)となっているでしょう。
(2)古家が付いているけど売地として出ている売地って見かけますよね。中には売主さんが解体して引渡してくれる物件も多くありますが、先行して解体すると先に費用が掛かるため、契約してから解体する事もよくあります。
本来は先に解体してあった方が、見栄えもよく、イメージしやすいので売りやすいし、買いやすいのですが、こういった実情は多々あります。現状有姿(古家付きのまま)での売買ですと、解体費用分は売り値から差引して、安く出ているケースが多いです。その分坪単価は安くなりますが、解体したら同じですので損も徳もありません。
(3)現状が田畑で売地として出ているケースは、造成工事等で過分な費用が掛かるケースがあります。その分売り値は大きく抑えられているのが一般的です。住宅を建築できる状態の土地にするまでにいくらの費用が掛かるのかしっかりチェックする必要があります。ハウスメーカーさん等、上物を建築する業者さんとしっかり相談してから購入を検討しましょう。
(4)月極駐車場が売地として出ているケースは(2)や(3)程は 過分な費用は要しません
のように一言に売地として販売中のものも様々な状態があります。どのような状態であっても、しっかりと測量し、境界杭を明確にした状態で購入する事が大切です。境界の立ち合いなどは、売主さん(前所有者)にやってもらわないと、後からではトラブルのもとになりかねません。
一言にこの辺は坪単価〇〇円くらいと表現しているのは一般的には即建築できる状態を指す事が多いようです。
また同一地区内であっても、間口、接道状況、地型・方位、前面道路幅員等 様々な要因を絡めるため、坪単価に大きく違いが出る場合もあります。